民生委員制度は100年以上続く歴史のある制度で、社会奉仕の精神をもって地域の福祉向上に取り組むボランティアです。「民生委員法」及び「児童福祉法」に定められ、厚生労働省に委嘱されて活動しています。
糸魚川市においては、141名の民生委員・児童委員、主任児童委員が配置されています。
民生委員・児童委員は、住民のみなさんが生活上の悩みを抱えて誰かに相談したいと考えている時、あるいは福祉制度を利用したい時など、みなさんの相談に応じ、問題の解決に向けて継続的に支援することを職務としています。
民生委員・児童委員には守秘義務があるので、相談内容や秘密が他に漏れることはありませんので、どうぞお気軽にお近くの民生委員・児童委員にご相談下さい。
糸魚川市民生委員児童委員連絡協議会は、民生委員・児童委員相互の連携強化との任務遂行に必要な知識、技術向上を図ることを目的として活動している団体です。
活動事例
地域住民からの相談への対応
高齢者や障がい者、子育て世帯など、地域住民からの生活上のさまざまな相談に応じ、その内容に応じて行政による支援につないだり、適切な福祉サービスの紹介などを行ない、課題解決に協力しています。
災害時要援護者の支援体制づくり
地域ごとに設置されている民児協組織の一員として、町内会・自治会等と協力しながら、高齢者や障がい者などの災害時要支援者の避難支援体制づくりのために、避難行動要支援者名簿の作成や避難支援者の確保などの取り組みを進めています。
高齢者、障がい者世帯等の訪問、見守り
ひとり暮らし高齢者や高齢者のみ世帯、障がい者世帯等を訪問し、相談にのったり、体調の悪化や犯罪被害防止等のための見守り役となっています。
行政からの要請に基づく調査協力等対応
市区町村行政からの要請に基づく高齢者の状況調査をはじめ、福祉事務所や児童相談所などが行なう住民への福祉サービスにかかわる業務への協力を行なっています。
「いきいきサロン」「子育てサロン」の運営協力
高齢者、また子育て中の親子が地域の中で孤立することがないよう、居場所づくり、仲間づくりなどを目的とした「サロン」事業の運営に協力しています。
学校活動への報告
子どもたちの健やかな育ちを支援するため、学校とも密接に連携し、行事への参加や福祉教育への協力、課題のある家庭への訪問等に協力しています。